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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 セリョンは意を決して月長石の指輪を引き抜こうとした―その時。




「おいおい、何で約束の証の指輪を外すんだ?」





 セリョンが固まった。もしかして、この声は。振り向きたいのに、振り向く勇気がない。もし振り向いたら、この幸せな夢が覚めてしまいそうで。
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