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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 幾億ものぬばたまの夜を集めたような瞳に見つめられると、セリョンの胸は忽ち早鐘を打ち出す。





 ムミョンに触れられた唇が熱いような気がするが、深くは考えないようにした。あっさりと離れた彼の指の温もりが少しだけ名残惜しくて、セリョンは自らそっと唇に触れてみる。
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