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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第52章 愛するということ
 盃を差し出され、セリョンは酒器を取って注いだ。ええい、ままよと当てつけがましく盃が一杯になってもまだ延々と注ぎ続ける。当然ながら、満杯になった酒は溢れだし、ムミョンの上絹製のパジを濡らした。





 しかし、彼の方も平然と盃を受けたままである。
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