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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第4章 発覚
 決然として言い、セリョンをその場に残してゆこうとする彼をセリョンは止めた。その直前、彼は指笛を鳴らし、真っ白な鳩を呼び、携帯用の筆で紙片に何かを走り書きしていた。セリョンはあまり深く気に留めていなかったけれど、今から思えば、あれは内禁衛将に至急の出動を要請する内容の文だったのだろう。ムミョンは急いでしたためた文を鳩の脚に括りつけて飛ばしたのだ。
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