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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第52章 愛するということ
 このような場合、相槌を打って良いものかどうか判りかねる。




 だが、と、大王大妃が次の瞬間、笑顔を消した。




「せいぜい数日の家出であれば笑い話で済もうが、二ヶ月余りも中殿が中宮殿に不在というのは由々しきことである」
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