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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第52章 愛するということ
 セリョンは頭を下げたまま、改めて大王大妃の境涯を思い出していた。





 この方には御子がいない。セリョンにはまだしも紅順公主という娘がいるけれど、大王大妃には一人の御子もおられないのだ。
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