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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第52章 愛するということ
 セリョンの面に蓮花のような微笑が浮かんだ。





 夜はいっそう深まり、夜陰に小さな白い花の甘い香りが濃く香る。美しい王妃の横顔を蒼く透明な月明かりが照らし出していた。

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