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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第52章 愛するということ
 いや、王と王妃だけではない、名もなき多くの人々がその時代を日々を懸命に生き抜き、その足跡がはるかな道を作ったのだ。




 歴史を作り上げた人々の涙を飲み込み、河は今日も流れる。いつか〝今〟を生きる私たちの涙や想いも歴史という河に飲み込まれ底に沈んでゆき、また私たちの後を生きる人たちが続く道となるのだろう。
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