この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第53章 あとがき♪

ただ、作品内でも描きましたように、華嬪は大国の姫であり、王族です。彼女が長生きしたとしたら、セリョンこと貞慧王妃の地位も本当に危うかったと考えるのが自然です。
日本の平安時代、藤原道長は自らの娘彰子を一条天皇に入内させ、中宮に冊立しようとしました。しかし、一条天皇には既に藤原定子が入内して中宮となっています。
ちなみに、中宮とは皇后と同格ですから、一人の天皇に二人の皇后は必要ありませんーというより、一帝に二后は並立できないとされていました。しかし、そんな先例なんて無視してしまうのが時の権力者道長さんの型破りなところです。道長は先例を無視し、既に中宮となっていた定子を皇后とし、彰子を新たな中宮に立てました。皇后と中宮と呼び名は違いますが、結局は皇后が二人いるのと同じことです。
日本の平安時代、藤原道長は自らの娘彰子を一条天皇に入内させ、中宮に冊立しようとしました。しかし、一条天皇には既に藤原定子が入内して中宮となっています。
ちなみに、中宮とは皇后と同格ですから、一人の天皇に二人の皇后は必要ありませんーというより、一帝に二后は並立できないとされていました。しかし、そんな先例なんて無視してしまうのが時の権力者道長さんの型破りなところです。道長は先例を無視し、既に中宮となっていた定子を皇后とし、彰子を新たな中宮に立てました。皇后と中宮と呼び名は違いますが、結局は皇后が二人いるのと同じことです。

