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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第56章 蒼い果実の日々
 あの時、彼は紅順のことを嫌いでもないし、怒ってもいないと言ったのだ。たくさん笑ったジュンス、初めて見る彼の笑顔は何だか眩しくて、ドキドキした。何より、彼に後ろから手を押さえて貰って一緒に呼び子を吹いた瞬間、彼の手が触れた自分の手が信じられないくらい熱かった。
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