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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第58章 向日葵の姫君
 再会を待ちわび、歓んでいたのは自分だけにすぎなかったと嫌というほど思い知らされたのだ。




 七月上旬の陽差しは容赦なく照りつけてくる。二人はどちらからともなく陽光を避け、金堂の大屋根が作る日陰へと身を寄せた。本堂正面の扉はいつも開いて、参詣した者を迎え入れる。それは悟りを開いた御仏があたかも苦しみ多き衆生をためらいなくその腕(かいな)に抱き入れようとしている姿にも似ていた。
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