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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第59章 兄と弟
「紅順、俺、何て言ったら良いか」



 ジュンスは言葉に詰まり、首を振った。




「俺は馬鹿だから、こんなときでさえ、上手く言葉が出てこない。兄上なら、水が流れるように滔々と名文が浮かぶんだろうが」
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