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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第7章 漆黒の夜桜
 言葉を濁す内禁衛将に、王が笑った。



「心中事件として片付ける方が何かと厄介が少ないからな」



「そもそも、死体が生き返りでもしない限り、現場から消えるなどということはありません」




「もしくは、誰かが死体を運び去ったか、だ」
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