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第63章 対立

　あの時、ジュンスは十二歳だった。言うなり、馬鹿者と父は怒鳴り、殴られたのだ。




　父が長い息を吐く。




「仁賢には痛いところをつかれた。確かに、私はそなたたちの手本になれる生き方はできなかった。そなたらの母が亡くなり、気落ちで体調を崩したのを理由に苦手だった宮仕えも止めた。趣味だった庭いじりにかまけてきたのも本当だ」