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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第7章 漆黒の夜桜

「彼にふさわしいかどうか決めるのは、あなたではない、セリョン、あの方よ。あの方がセリョンを必要とされる限り、あなたは彼を信じてついてゆくべきではないの」
「姐さん」
「女は恋をして磨かれて綺麗になる。お母さんの受け売りではあるけれど、私は真実だと思う。セリョンは前から綺麗だったけど、ムミョンと知り合ってからもっと美しくなった。ただ可愛いだけの女の子からセリョンは今、大人への階段を昇っている。けれど、あまり急ぎすぎないでね。階段の向こうで、きっとムミョンはセリョンを辛抱強く待っていてくれると思うから」
「姐さん」
「女は恋をして磨かれて綺麗になる。お母さんの受け売りではあるけれど、私は真実だと思う。セリョンは前から綺麗だったけど、ムミョンと知り合ってからもっと美しくなった。ただ可愛いだけの女の子からセリョンは今、大人への階段を昇っている。けれど、あまり急ぎすぎないでね。階段の向こうで、きっとムミョンはセリョンを辛抱強く待っていてくれると思うから」

