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第64章 恋しくて

　人は見かけだけで判断はできない。にも拘わらず、誰もがジュンスは愚鈍だ、うすのろだ、出来損ないだと決めつける。




　このままでは、自分はいずれ狂ってしまうだろう。たとえ仁賢と結婚したとしても、心と身体は別ものだ。紅順の心は常にジュンスの傍にある。身は仁賢の妻として彼の側にいたとしても、心は遠く離れたジュンスの隣にあるのだ。