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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第66章 旅立ち
「いつでも変わらない。精一杯泣いて笑って、生きている。どんなときでも全力で生きる。俺が惚れたのは、そんな向日葵の花のように元気で向こう見ずな女の子だ」



 紅順はこんなときなのに、クスリと笑った。




「それって、褒められているのかどうか理解に苦しむところね」
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