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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第66章 旅立ち
「ジュンスは私と生きる道を選んだのを後悔している?」




 紅順の問いに、彼は勢いよく首を振った。




「まさか。俺は兄の毒牙にそなたがかかるのを止めるためなら、自分は死んでも良いとさえ思ったんだぞ。今だって、一度は諦めていたのに、そなたが俺の許に来てくれるだなんて、まだ夢を見ているようなのに」
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