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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第8章 潜入~後宮のおんなの哀しみ~

罪というものは重ねれば重ねるほど、後から露見しやくする。どれだけ周到に偽装したとしても、罪の数だけ綻びが多くなるものだ。今また手を下し、チャヨンと親しくしていたホンファまでもが不審な死を遂げれば、シン内官にとっては望まない事態になるだろう。
けれど、逆の考え方もある。一度罪を犯してしまえば、一つも二つも同じだと考えてしまう愚か者もいるということだ。その場合、事情を知るホンファの身は極めて危ない。
けれど、逆の考え方もある。一度罪を犯してしまえば、一つも二つも同じだと考えてしまう愚か者もいるということだ。その場合、事情を知るホンファの身は極めて危ない。

