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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第9章 月夜に、輝く池のほとりで
 後宮女官長は提調尚宮とも呼ばれ、事実上の後宮の最高責任者である。この女性は既に六十が近く、ムミョンお墨付きの信頼できる者らしい。やはり、接触を多くすればするだけ、怪しまれる危険性も増してくる。というわけで、セリョンが彼と会えたのは実に後宮に潜入後、半月後のことになった。
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