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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第9章 月夜に、輝く池のほとりで
 ムミョンに引き寄せられるままに、セリョンは逞しい胸に顔を埋めた。大きな手が優しくセリョンの髪や背を撫でる。



「ああ、やっぱり、この抱き心地の良い身体を他の男が触るなんて」






 まだ、何か言っているのに、セリョンはクスリと笑みを洩らした。
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