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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第9章 月夜に、輝く池のほとりで
 今、顔を見て声を聞いたばかりなのに、もう逢いたい、声を聞きたい。



「ムミョン、私、どんどん欲張りになってゆくみたい」



 セリョンは涙声で囁いた。




 月と桜だけが何も言わず、セリョンを静かに見下ろしていた。
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