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燿子〜追憶のLesson〜
第5章 Episode 4
短時間でその想いに至ったのは良いけれど、攻守交替がこんなに私を動揺させるなんて思いもしなかったわ。

私のほうから先手を打って、いっぱいお洒落をして洋服を選んだり、ヒールを高くしてみたり、強めの香水をつけてみたり。

決して誘惑してるわけじゃないの。
そう見えてたかもしれない、でも違う。
中学生の少年にそんな感情は抱かない。
私の理性はそんな脆いものじゃない。。。

そのはずだったわ。

はず。。。。。

私の中の「オンナ」を少し呼び覚ましてくれた、それだけのこと。

だったはず。。。。。

それがサトシ君へのモーションだったとしても、それくらいだったら許されるわよね。

しょせんサトシ君はまだ中3。
「オス」の本性を見せることはないと高を括ってた部分もあったと思う。

だから私も安心して「攻め」を楽しんでたんだと思う。
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