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もうLOVEっ!ハニー!
第2章 歓迎と予感
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「あとのメンバーは?」
用意が仕上がってから陸が周りを見渡して言った。
「ルカたちねー。内線で呼ぼうか」
「その必要はないですよ」
奈己の声に全員が振り返ると、亜季とルカが伴って入ってきた。
トレーニングは済んだんでしょうか。
ルカは汗一つ掻いていない肩にタオルを掛けていた。
「十時には抜けますが」
ルカの言葉に隆人が頷く。
「まあ、適当にゆっくりしていって。多分日付跨ぐ頃には終わるよ」
「それじゃあ、乾杯から行くわよ」
なぜか仕切りが鳴海に移った。
全員がコップを持ち上げたので、急いで手前にあったものに手をかける。
するとその手を誰かに掴まれた。
見上げると美弥だった。
「ちがうよー。かんなはこっち」
青のグラデーションがかったグラスを渡される。
「え……」
「主役でしょ、かんな」
にっこり笑う美弥さんの言葉が嬉しくて泣きそうになりました。
「ありがとう、ございます」
「やんっ。そんな可愛い声出されたらボク我慢できなくなる!」
「落ち着け、一人宝塚。なる先生が待ってる」
陸に引き剥がされた美弥が頬を膨らませる傍らで鳴海がコップを掲げた。
「はーい。それでは新しくやってきたお姫様かんなに……乾杯」
「乾杯!」
全員の声が揃った。
顔を赤らめてグラスを下ろそうとしたら、次から次へと乾杯にみんながやってきた。
初めは陸さん。
「改めてよろしくね」
「三陸、ずりーぞお! JCかんなちゃん、よろしく」
やっぱりまだこばるさんの顔には慣れません。
その向こうに早乙女つばるが見えるから。
「初めまして、かな。よろしくね」
白い髪を垂らして奈己が微笑む。
なんて綺麗な方なんでしょう。
男の人とは思えない繊細な曲線に直視できなくなってしまう。
その後を駆け寄るように亜季が乾杯する。
「奈己はおれのもんだからねっ。そこんとこよろしく」
「は、はいっ」
そういうことですか。
余計に二人を見れなくなってしまう。
奈己はくすくすと笑いながら亜季を連れ去っていった。
「あの馬鹿二人は気にしなくていいですよ、松ちゃん」
「あ、ありがとうございます」
ルカが優雅に乾杯をする。
けど、松ちゃんというあだ名は初めてですよ。
それから隆人と鳴海がやって来た。
用意が仕上がってから陸が周りを見渡して言った。
「ルカたちねー。内線で呼ぼうか」
「その必要はないですよ」
奈己の声に全員が振り返ると、亜季とルカが伴って入ってきた。
トレーニングは済んだんでしょうか。
ルカは汗一つ掻いていない肩にタオルを掛けていた。
「十時には抜けますが」
ルカの言葉に隆人が頷く。
「まあ、適当にゆっくりしていって。多分日付跨ぐ頃には終わるよ」
「それじゃあ、乾杯から行くわよ」
なぜか仕切りが鳴海に移った。
全員がコップを持ち上げたので、急いで手前にあったものに手をかける。
するとその手を誰かに掴まれた。
見上げると美弥だった。
「ちがうよー。かんなはこっち」
青のグラデーションがかったグラスを渡される。
「え……」
「主役でしょ、かんな」
にっこり笑う美弥さんの言葉が嬉しくて泣きそうになりました。
「ありがとう、ございます」
「やんっ。そんな可愛い声出されたらボク我慢できなくなる!」
「落ち着け、一人宝塚。なる先生が待ってる」
陸に引き剥がされた美弥が頬を膨らませる傍らで鳴海がコップを掲げた。
「はーい。それでは新しくやってきたお姫様かんなに……乾杯」
「乾杯!」
全員の声が揃った。
顔を赤らめてグラスを下ろそうとしたら、次から次へと乾杯にみんながやってきた。
初めは陸さん。
「改めてよろしくね」
「三陸、ずりーぞお! JCかんなちゃん、よろしく」
やっぱりまだこばるさんの顔には慣れません。
その向こうに早乙女つばるが見えるから。
「初めまして、かな。よろしくね」
白い髪を垂らして奈己が微笑む。
なんて綺麗な方なんでしょう。
男の人とは思えない繊細な曲線に直視できなくなってしまう。
その後を駆け寄るように亜季が乾杯する。
「奈己はおれのもんだからねっ。そこんとこよろしく」
「は、はいっ」
そういうことですか。
余計に二人を見れなくなってしまう。
奈己はくすくすと笑いながら亜季を連れ去っていった。
「あの馬鹿二人は気にしなくていいですよ、松ちゃん」
「あ、ありがとうございます」
ルカが優雅に乾杯をする。
けど、松ちゃんというあだ名は初めてですよ。
それから隆人と鳴海がやって来た。
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