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わたしの心が消えるとき
第8章 最後の野獣
渚は、壊れた。

頭を抱えて…叫んだ。

胸をえぐられるような声…

それは、心を踏みにじられ、引き裂かれた者の叫びだ。

真由とほのかは、渚を抱きしめた。

叫び声は、いつまでも止まなかった。

香澄と隆司が、慌てて病室に飛び込んできた。

真由も、ほのかも、渚の心とひとつになっていた。
一緒に叫び続けた。
涙が、止めどなく流れた。

粉々になり消えていく心…
それを取り戻すため、少女達は戦っていた。
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