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狼になる瞬間
第3章 コロちゃん

「ふー…あつかったぁ…今飲み物出すね。」

「おー」

美優がキッチンへ向かい、コップと飲み物を持ってきた。

コロはとても大人しく、拓馬の膝の上にいた。

「コロちゃん、本当にいい子だねー。」

「んー、そうでもないよ?」

「えー?可愛いし大人しいしいい子だよー」

そういうと美優はコロを抱きしめた。

コロは美優の顔を舐める。

「美優、ちょっと後ろ向いて?」

と拓馬は私からコロを取り上げ、
後ろを向いて立たせた。

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