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狼になる瞬間
第8章 モデル
今日は拓馬の部屋に行く日。
私は拓馬の部屋に向かっていた。
到着して呼び鈴を鳴らす。
ーピンポーン…
「…鍵あいてるし…。しかも鍵持ってるじゃん。勝手に入ってくればいいのに。」
と呆れ顔で迎えられた。
「…ごめん。」
別にいいじゃん。と思いながら部屋に入る。
すると玄関にまた見知らぬ靴があった。
(!?…まさか、また!?)
美優は帰ろうか、とも思ったが部屋へと足を進める。
部屋のソファには1人の男性が座っていた。
「こんにちは…」
美優が挨拶すると彼は振り向き、ニッコリと笑った
「こんにちは。」
「和樹さん。25歳で漫画家さん。俺の先輩」
と拓馬が紹介する。
「へー!漫画家さんなんですね!」