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ひと夏の恋……そして……
第8章 彼との深まる愛
「大丈夫、怖くないから。それに、恋人同士だったら恥ずかしい事でもないんだよ」
恋人同士と言われたら握っている手を緩めるしかなかった。
「ん、ありがとう。真緒の事は大事にするから、だから少しだけ」
するりと下着の中に指が入り込み、恥ずかしさのあまり顔をそむけた瞬間ピリッとした感覚が身体を這って突き抜けた。
「女性の身体で一番感じるところらしいよ。だから我慢せずに気持ちよくなって」
その言葉通り乳首よりも気持ちよく、声が我慢できなかった。
「アッ、ンン――」
今は夜で声を出すことはできずに口を両手で覆って声を我慢した。
それでも漏れ出る音を隠すことはできない。
和泉の指の動きと連動するかのように私の声は音となり、その音は宙を舞い暗闇に吸い込まれ消えて行く。
身体はビクビクと震え、何ともいいようのない感覚が私を襲い始める。
それがイキたがってることだなんて私は知らない。
ただ、もっと気持ちよくなりたくて自然と腰が揺れた。
「イキたいならイっていいよ」
「イッ、イク……?」
「うん。一番気持ちよくなるってこと。今の真緒はそこにイキたがってる?もっと気持ちよくなりたいって腰が揺れてるよ」