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サディスティック・マリッジ
第15章 もしかして…嫉妬?
「……関係あるよ。俺はまだ、愛里咲に未練たらたらだから」
琉から視線を外さないまま、里中は臆する事なく言い切る。
「嫌いで別れたんじゃない。長期の転勤で仕方なく別れたんだ」
黙って聞いていた琉は、フッと意地悪い笑みを浮かべた。
「そう思ってんのは里中さんだけですよ。里中さんと別れてすぐ、俺と愛里咲は付き合い始めた。愛里咲は里中さんに未練なんてなかった」
琉の言葉に、里中は小さく息を飲んだ。
「……まさか……」
里中の視線が琉から外され、宙を彷徨う。
「 愛里咲はまだ高校生だった。”恋人”って響きに憧れてただけなんじゃないですか?」
「─────…っ‼︎ 」
苦々しげに、里中は琉を睨み付ける。
だが、すぐにフッと表情を緩めた。
「でも…だからこそ”初めての男”というのは特別なんじゃないのか?」
今度は琉の眉間に皺が寄り、その瞳が微かに揺れる。
里中は勝ち誇ったように笑った。
琉から視線を外さないまま、里中は臆する事なく言い切る。
「嫌いで別れたんじゃない。長期の転勤で仕方なく別れたんだ」
黙って聞いていた琉は、フッと意地悪い笑みを浮かべた。
「そう思ってんのは里中さんだけですよ。里中さんと別れてすぐ、俺と愛里咲は付き合い始めた。愛里咲は里中さんに未練なんてなかった」
琉の言葉に、里中は小さく息を飲んだ。
「……まさか……」
里中の視線が琉から外され、宙を彷徨う。
「 愛里咲はまだ高校生だった。”恋人”って響きに憧れてただけなんじゃないですか?」
「─────…っ‼︎ 」
苦々しげに、里中は琉を睨み付ける。
だが、すぐにフッと表情を緩めた。
「でも…だからこそ”初めての男”というのは特別なんじゃないのか?」
今度は琉の眉間に皺が寄り、その瞳が微かに揺れる。
里中は勝ち誇ったように笑った。