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第17章 最終章・結婚式

「きゃー！ 変態ッ‼︎ 」

愛里咲の悲鳴が響く。

琉とフルコースの約束をした週末、何処に出かけるでもなく愛里咲と琉はマンションにいた。

そして今、愛里咲は、目隠しをされ、手は後ろ手に縛られ、ベッドに仰向きに寝かされている。

胸に貼り付けられたローターは、愛里咲の胸の尖端を刺激し、赤く色付いた尖端部分はその存在を示すように起ち上がっていた。

M字に開かれ固定された足の間には、前にも後にもバイブを挿れられている。

「うわ…愛里咲すげーやらしい」

愛里咲の足元に立て膝をつく琉は、楽しそうに笑いその姿を見下ろしていた。


「やァッ、明日は休みだからッ、夜はフルコースだって！ 楽しみにしてたのにィッ、琉ちゃんのバカァッ」

泣き叫ぶ愛里咲。

「フルコースじゃん？」

「こっちのフルコース⁈ 最低ッ‼︎」

泣き叫ぶ愛里咲に、堪えきれずに噴き出す琉。
愛里咲に覆い被さり尚も笑いが引かない琉に、愛里咲は唇を噛み締めた。