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サディスティック・マリッジ
第1章 元彼との再会
千葉 愛里咲[ちば ありさ]、22歳。
この春大学を卒業し、今日は入社式。社会人となる。
高校に入ってすぐ両親を亡くしたが、遺してくれたお金で大学まで出れた。
この就職難の中、大手企業に就職出来た。
そんなに苦労のない人生で、唯一の悩みは"彼氏とのセックスでイケない事"
今日の為にと、先日、美容院で初めての緩やかパーマを掛けた。
制服のない会社だから、9号で少し余裕のあるスーツもたくさん買い込んだ。
どちらかといえば大きめな胸に手を当てて、緊張を飲み込む。
新品のスーツに身を包んだ新入社員たち。そのうち女は愛里咲1人。
それぞれの部署が発表される。
「では最後、企画開発部、夏川琉、千葉愛里咲」
「はい」
「はっ……はい」
慌てて立ち上がる愛里咲。
(琉? 夏川琉?)
もう1人の新入社員を見て、小さく叫ぶ。
夏川 琉[なつかわ りゅう]
高校時代に付き合ってた同級生だった。
この春大学を卒業し、今日は入社式。社会人となる。
高校に入ってすぐ両親を亡くしたが、遺してくれたお金で大学まで出れた。
この就職難の中、大手企業に就職出来た。
そんなに苦労のない人生で、唯一の悩みは"彼氏とのセックスでイケない事"
今日の為にと、先日、美容院で初めての緩やかパーマを掛けた。
制服のない会社だから、9号で少し余裕のあるスーツもたくさん買い込んだ。
どちらかといえば大きめな胸に手を当てて、緊張を飲み込む。
新品のスーツに身を包んだ新入社員たち。そのうち女は愛里咲1人。
それぞれの部署が発表される。
「では最後、企画開発部、夏川琉、千葉愛里咲」
「はい」
「はっ……はい」
慌てて立ち上がる愛里咲。
(琉? 夏川琉?)
もう1人の新入社員を見て、小さく叫ぶ。
夏川 琉[なつかわ りゅう]
高校時代に付き合ってた同級生だった。