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エロコミ短編集
第1章 兄×妹
「麻衣、俺の参考書知らない?」
「し、知らないっ」
いきなり開いたドアに麻衣は慌てて振り返った。
机の上に広がった雑誌。その下にカラーの写真集が覗いている。
「ん?何隠したんだお前…」
「だ、だめっ!!」
悠哉は怪しい行動を見せた麻衣を疑いながら本を隠した腕を退けさせる。
「──…俺のエロ本っ!?」
母親に見つかって捨てられたのかと思っていたエロ本がそこから現れた。
「なにやってたんだこれで…」
「……//」
聞くのは野暮って話か…
よく見ると真っ赤に俯く麻衣の指先が白くふやけている。
悠哉はその手をとった。
「やっ…!?…//」
赤い顔で抵抗仕掛けた麻衣の指の匂いを嗅ぐ。
甘酸っぱくて柔らかい匂い──
こんな匂いがするんだ…
悠哉は妹の匂いにゴクリと唾を飲み込んだ。
「し、知らないっ」
いきなり開いたドアに麻衣は慌てて振り返った。
机の上に広がった雑誌。その下にカラーの写真集が覗いている。
「ん?何隠したんだお前…」
「だ、だめっ!!」
悠哉は怪しい行動を見せた麻衣を疑いながら本を隠した腕を退けさせる。
「──…俺のエロ本っ!?」
母親に見つかって捨てられたのかと思っていたエロ本がそこから現れた。
「なにやってたんだこれで…」
「……//」
聞くのは野暮って話か…
よく見ると真っ赤に俯く麻衣の指先が白くふやけている。
悠哉はその手をとった。
「やっ…!?…//」
赤い顔で抵抗仕掛けた麻衣の指の匂いを嗅ぐ。
甘酸っぱくて柔らかい匂い──
こんな匂いがするんだ…
悠哉は妹の匂いにゴクリと唾を飲み込んだ。