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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第21章 涼介のミントガーデン
グランデホテルへ環を迎えに行く。
グリーンのオフロード車をホテルの前に着けると、環はいつもの白いシャツにワイドパンツそして小さなスニーカーを履いて現れた。
ドアマンが環を車のドアを開き、恭しく、しかし親しみを込めて「行ってらっしゃいませ」とドアを閉める。
環も「明日帰るわ」と笑ってドアマンに返す。
「ご機嫌いかがかな?」
「うん。いいわ」
「よかった」
険が取れたような環の様子に涼介も優しい気持ちになる。
これから環を涼介の家に連れて行くのだ。3日前にホテルに電話をし、環に自分の家に招待したいと告げるとすぐに了承を得た。
グリーンのオフロード車をホテルの前に着けると、環はいつもの白いシャツにワイドパンツそして小さなスニーカーを履いて現れた。
ドアマンが環を車のドアを開き、恭しく、しかし親しみを込めて「行ってらっしゃいませ」とドアを閉める。
環も「明日帰るわ」と笑ってドアマンに返す。
「ご機嫌いかがかな?」
「うん。いいわ」
「よかった」
険が取れたような環の様子に涼介も優しい気持ちになる。
これから環を涼介の家に連れて行くのだ。3日前にホテルに電話をし、環に自分の家に招待したいと告げるとすぐに了承を得た。