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碧の島 2 
第14章 麻友の過去



吉田麻友が眠る墓の方に歩いていくともう墓の前には正田さんが居て手を合わせていた。

途中で購入した花を持ってゆっくりと正田さんの後ろに立つと、正田さんはゆっくりと顔を上げ・・・・。

重い腰を上げ立ち上がった。

そしてじっと墓石を眺め・・・・。

「知らなかったんだ・・・俺は何も・・・・」

・・・・・・・。

そう言ったんだ。

一歩前に進み花を供え手を合わせた。

伊藤も俺の後ろで手を合わせ・・・・。

暫くすると・・・・。

「麻友には・・・子供がいた・・・・」

・・・・・・・。

え・・・・・。

俺は目を開け正田さんの方を見た。

正田さんは目を細め俺を見てきた。

少し泣いたのか?と・・・思わせる・・・目の充血。

その目を見ると彼が本当に何も知らなかったと・・・直ぐに分かった。

正田さんは目を抑え・・・・。

「麻友は・・・子供を産んでいた・・・それが刑事さんたちが追っている事件との関連はないかもしれない・・・でも・・・・・」

でも・・・・。


正田さんは一回呼吸を整え目を指で拭うと・・・・・。


「一人は・・・星野の子だと・・・そう言っていたそうだ・・・・」


・・・・・・・・。





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