この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
碧の島 2
第15章 繋
その頃
wreath本社
「え???警察ッ??????」
オフィスで電話対応をしているのは本部長・・・って本部長の私を覚えてますかッ????
(笑)
突然受付から電話がかかってきて・・・赤坂警察署の刑事が来ていると・・・・。
その時直ぐに浮かんだのは・・・・。
昨年突然退職をした受付にいた星野君の事が頭をよぎった。
でもなぜ第一営業部にッ?????
「あー・・・分かった(笑)刑事さんたちを応接室にご案内してください・・・・」
年明けに茂木君のあの事故もあり、社内もバタついたが直ぐに警察が来て星野君の件・・・そして別件で茂木君の事件に関して刑事さんが話を聞きに来た。
別に何も悪いことはしていないが警察が来たというだけで緊張をするのは何でだろう・・・・・。
「はぁ・・・・」
ため息をついて席を立つと、私の目の前のデスクにいた水沢君がこっちを見て立ち上がった・・・・。
そしてゆっくり私の前まで歩いてくると・・・・・。
「香菜の事ですか???」
・・・・・・・・・?????
茂木君?????
あ、・・・そうか・・・。
皆には星野君の件は話はしていなかったんだ・・・・。