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碧の島 2 
第17章 黒幕の真実



トイレから出るともう那覇行きの飛行機の搭乗案内が始まっていた。

荷物ないし最後で良いか・・・そう思ってベンチに腰掛けると・・・・。

「もしもし?・・・何?」

隣に座っていた女が帽子を深くかぶって電話をしていた。

別になんてことない光景なんだけど・・・なんか気味悪いっていうか・・・、その女の雰囲気が重すぎてついついその話している声に耳を傾けてしまった。

「うん・・・わかた。じゃぁ向こうで合流ね???」

なんか暗い女だな~・・・。

ちらっと見ると全く顔が見えない女は口元だけ・・・真っ赤な口紅を塗った唇だけが見える・・・・。

やせ細った感じで青白い・・・お化けみたいな・・ってかなり失礼だけど(笑)

電話を持ってる手がギスギスで・・・。

リアル化けみたい。

あまり見てると失礼だろうと思い足を組んで反対側を見ると・・・・。

喫煙所のガラス越しに・・・・。



女と目が合った。




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