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第21章 狂女

刑事さん二人と駐在さんと・・・私は賢吾におんぶをしてもらい、進藤さん・・そして漁師の人たちで皆で急いで宿泊棟の一階・・・電気がついている部屋に向かった。

さーちゃんが・・・あの事件の犯人だったとしたら・・・私との件はなんだったの？？？

さーちゃんは一体何を考えているの？？？？


急いで向かっているとき・・・私たちの前を小走りする刑事さんが・・・・。

「もう犠牲者は絶対出せない・・・・全てはあの中溝の勘違いだ・・・・」

・・・・・・・ッ？？？？？

ギュッと賢吾のTシャツを掴むと・・・・。

その隣で腫らした目を擦りながら、・・・それでもまた涙を流しながら・・・・。

「どうしよう・・・私のせい・・・私のせい・・・・」

もうぐちゃぐちゃの顔でそう言う進藤さん・・・・。

賢吾は小走りをしながら・・・・。


「泣きたいのはお前じゃねーよ・・・・星野さんだ・・・・」

・・・・・・・・。

進藤さんは何度も頷き・・・・


声に出さないけど本当に・・・はい・・はい・・とそう言っているように感じた・・・・。