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官能小説を描いてみたい人の参考書になりたい
第1章 胸
☆:*・∵.:*・☆
 人妻の胸
☆:*・∵.:*・☆

 潮田の電話を思い出した。
 
「うふふ、なんだか高校生みたいな会話だったわ」
 
 胸が高鳴っていた。誰かを思って胸を高鳴らせることなど、もちろん結婚して以来なかった。
 
 シャワーの右側にある大きな鏡が何もまとわない望結を映し出す。かたに丸みのある頬がほんのりとピンク色に染まっている。スタイルは学生の頃とほとんど変化がない。
 
 BからDに成長しているふたつの丸い胸の膨らみの頂上は、ベイジュでこれも学生のときと変わらなかった。
 
 望結は手のひらに泡立てたボディソープを自分の身体に塗り込む。プチプチと弾ける泡の音がバスルームの狭い空間に広がった。たわわな胸の膨らみに丁寧に泡を塗り込む。その先端のふたつの突起が泡を押し上げるのが分かった。手のひらをその丸みに沿う。柔らかな手触りが手のひらに吸い付くようだ。
 
 くぅん……。
 
 下腹が熱い。
 
 柔らかい胸の奥にあるコリを手のひらの中で溶かしてゆく。ピリピリと痛気持ちよい感触を愉しんだ。
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