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もしも勇者がラスボスと子作りをしてしまったら。
第1章 いきなりラストシーンです。
力ではもう勝つことができぬと悟った私は、死の間際にそんなことを思った。
もちろん私自身も人間などという下等生物に、己の身体を差し出すなど屈辱以外の何物でもない。
それに、そのような行為も行ったことはない。
だが、どうせ死ぬのであれば、憎むべき相手の心をえぐりだし、屈辱と後悔の中で殺してやりたい。
ふつふつと込み上げてきた勇者への恨みが、歪んだ形で自分の身体を突き動かしていく。
私は、指先の爪でそっと勇者の着ている服を背中から切り裂くと、鎧ごとその布切れを剥ぎ取った。
無防備にまであらわになったその上半身には、自分がつけたいくつもの傷が目立つ。
私はそっと重ねた唇を離すと、顎下から首、そして胸元へと勇者の肌を舌の上で味わうかのように這わせていく。
「うっ……」
傷口に私の唾液がしみるのか、ビクリと何度も身体を震わせる勇者。
これはいけると思った私は、自らの手でこの身に残った鎧を剥ぎ取る。
さらには女であることを隠すかのように胸元と腰回りに巻きつけていた、竜の皮膚で作った下着をも己の爪で切り裂く。
その下から現れたのは、まだ誰にも見せたことはない柔らかな感触を持った乳房と、そして急所の一つである『秘部』だった。
もちろん私自身も人間などという下等生物に、己の身体を差し出すなど屈辱以外の何物でもない。
それに、そのような行為も行ったことはない。
だが、どうせ死ぬのであれば、憎むべき相手の心をえぐりだし、屈辱と後悔の中で殺してやりたい。
ふつふつと込み上げてきた勇者への恨みが、歪んだ形で自分の身体を突き動かしていく。
私は、指先の爪でそっと勇者の着ている服を背中から切り裂くと、鎧ごとその布切れを剥ぎ取った。
無防備にまであらわになったその上半身には、自分がつけたいくつもの傷が目立つ。
私はそっと重ねた唇を離すと、顎下から首、そして胸元へと勇者の肌を舌の上で味わうかのように這わせていく。
「うっ……」
傷口に私の唾液がしみるのか、ビクリと何度も身体を震わせる勇者。
これはいけると思った私は、自らの手でこの身に残った鎧を剥ぎ取る。
さらには女であることを隠すかのように胸元と腰回りに巻きつけていた、竜の皮膚で作った下着をも己の爪で切り裂く。
その下から現れたのは、まだ誰にも見せたことはない柔らかな感触を持った乳房と、そして急所の一つである『秘部』だった。