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第49章 宣告

「それは貴女の精神的な悩みのご相談でしょうか？」

「いえ、私のことよりも、まずは母の先行きのことについてが……まず心配なのです……」

「お母様のことですが、ご病気の後遺症ということもありますが、ご年配でもありますし、投薬とリハビリ療養を続けたとしても、以前のように元気な状態に復帰されるということは、難しくなるかもしれません……」

「……徐々に弱っていかれるお姿を見届けるということは、苦しいでしょうけれども、それは加齢による自然の摂理でもありますし、やむを得ないところがあるのは、お伝えしなければならないことかと思います」

「はい、それは理解しているつもりなのですが……」