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NAKED
第6章 ガサ
「ああ……あ……あああ……」
母はリビングの片隅でうずくまって震えていた。

「お母さん、泣かないで、きっと何かの間違いよ」
○実は母の肩と手を握りしめ、何とか落ち着かせようと心がけていた。

捜索令状には、横領容疑と書いてあった。
警察のガサ入れは夜半過ぎまで続いた。

街は白く凍てついていた。
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