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NAKED
第2章 訪れ
五月の終わり、木洩れる光は眩い。
緩やかな坂道を歩いてゆくと、ときおり樹梢に四十雀の囀りが木魂する。

端正な生け垣が続く。曲がり目を越えるとガラスからの逆光が眼底を射抜く。
シルエットは白い煌めきに包まれていた。

○実は手元の白便箋にも目が眩んだ。
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