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ふしだら音楽室〜汚された制服〜
第3章 美人家庭教師の羞恥な特別授業
 智美は身体をかかめてサンダルのストラップを外している。
 丸めた背にブラジャーのストラップのラインが浮かび上がった。
 柔らかなスカートが、まろやかなおしりのラインを目立たせている。

(まいったなぁ~どこへ通せばいいんだろう?)

 中学時代に勉強を見てもらっていた自分の部屋は、まるで片付いていないので通すわけにはいかない。
 それに、この二日間は窓を開けることもなく、オナニーをしまくっていた。
 そんな精臭ただよう部屋に智美を通すことはできない。
 
 仕方がないので、片付いているかどうかは分からないが、リビングへ通すことにした。
 
 リビングへ案内する悠人に智美は、ころころと話しかける。
 その口調は、まるで姉のようだ。

「今年受験生だよね? 志望校は決まってるの? 志望校は早く決めないと受験対策できないからね。どう? ちゃんと勉強すすんでる?」

「まぁ……なんとか……」

 生返事をしたが志望校は決まってない。
 漠然と山口美羽と同じ大学へ行けたらいいな、と考えていた。
 そのくせ、美羽がどこの大学を受験するかはしらないので、悠人は卑下するしかなかった。

 智美にリビングのテーブルをすすめる。
 来客の予定もないのに、綺麗に片付けてくれていた母に感謝するしかない。
 失礼しますと言って智美はイスに腰掛けた。

 冷蔵庫を開けるとペットボトルのお茶があった。
 グラスでお出しした方がよいか、それとも高波先生は他人の家のグラスとか嫌がる人かな? など悩んでいると智美が話しはじめた。

「今日の演奏会見に行ったんだ。ティンパニーって聞いてたから見たら、どうみても悠人君じゃなくて驚いたよ。それで先生に尋ねてみたら欠席だっていうから」

 なにも知らない智美が続ける。

「それでさ、心配になって顔見に来ちゃった。でも思ったよりも具合良さそうね」
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