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さすがに無理やろ
第8章 立ち聞きと待ち伏せ

「新飼さん、ちょっと…いいですか?」

昼飯の後
ちょっと眠くなった頃に
絶妙なタイミングで声をかけ
ルパンのマグカップをデスクに置いてくれたのは
水本さん

「お〜ありがとうな。
コーヒー飲みたかったんや。
で、なんや?」

「前に話した『相談』のことなんですけど…」

「あ〜ごめんな?
そのままになってしもうてて」

「あ、いえ、いいんです。
それで…」

水本さんは
他の人に話を聞かれたくないのか
その場にしゃがみ込んで
俺を見上げた

あ、あかん

い、いや
なんと言うか
上目遣いがたまらんとか
そんなんやなくて
いや、上目遣いが可愛らしいのに
間違いはないねんけど
そうやなくて!
水本さん!気いつけんと!
胸の谷間
見えてもうてるって〜〜

「今日の夜とか
時間とっていただけませんか?」

わざとか?
わざとフワフワおっぱい俺にチラ見せして
誘ってんのか?
俺、ロックオンされてんのか?!

「ダメ…ですか?」

ダメやない
その仕草は100点満点やし
その両腕で寄せた胸元も200点やし
よう見たら
しゃがみ込んだせいで
スカートから
ツルッとした膝が顔出してるし
てか!
今日も水本さん
綺麗な服着てるやんけーー

けどあかん!
あかんあかんあかん!
今日はあかんねんっ!
今日は楽しみにしてた金曜日
待ちに待った
青山さんとデートやねーーん

「あー水本さんごめんな?
今日は予定あんねん。
ほんまごめんな?
来週どっかで時間つくるわ」

「ほんとに?」

絶妙なタイミングでタメ口とか
ほんま魔性やなぁ

「ほんまほんま」

「じゃあ、よろしくお願いします」

と、言いながら
水本さんは
指先だけで軽く俺の太ももに触れた

あ、あれ?
俺、やっぱり狙われてるかも…

そしたら
相談にのる約束なんかしたら
あかんのちゃうか?
俺には青山さんという人が!

「忘れないでくださいね?」

追い討ちをかける水本さんは
更に胸元を寄せて俺に微笑みかけた

「わ、分かってるって」

けど今更断ることもできず…
後で断ったらええかと
俺はとりあえず
フワフワおっぱいの可愛子ちゃんと
約束を交わしてしまったんや

「じゃあ、来週」

「おう」

後に後悔することになるなんて
気付きもしないで

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