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さすがに無理やろ
第8章 立ち聞きと待ち伏せ

そりゃしょうがない

それが
あいつらに
押し付けられた仕事やとしても。

せやから俺は
「ほなまた今度な。
気にせんでええし
無理せん程度に仕事頑張ってな」
と、青山さんに伝えて電話を切ったんや
青山さんを放ったらかしにしたまま
帰るつもりなんか
これっぽっちもなかったけどな。

「さ、そろそろ帰るわ。
お疲れさーん」

その後
俺も少し残業をし
経理の電気が付いてるのを確かめると
俺は青山さんに会わないまま退社して
コンビニで冷たいコーヒーを買った

そんでそれから
もう一度会社へ戻り
ビルの外の植木を囲むタイルに腰掛けた

あー…
空きっ腹にコーヒーは染みる

青山さんも
腹減ってんねやろな…
仕事終わったら何食べたいやろ
あー…けど
これから飯誘うても
断られるやろうか
もう遅いもんな…

そんなことを考えながら
かれこれ1時間ほど
俺はそこに座っていた

何時まで残業すんねやろ…
まぁ
何時まででも
待つつもりやけど
と、心の中で呟いたその時
やっと青山さんが姿を現した

青山さん
かなり疲れてるみたいやなぁ…

「お疲れさん。
大変やったなぁ」

俺は
急いで青山さんに駆け寄った




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