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さすがに無理やろ
第8章 立ち聞きと待ち伏せ
「あそこです」
やっぱり
酔うてんのやろな
青山さんは
なんの躊躇いもなく
住んでるマンションを指差して俺に教えた
「送って下さって
ありがとうございました」
「俺が送って来たかっただけやから。
ほな…ここで」
初日やし
ここはあっさり帰った方がええやろ
と、俺は早々にサヨナラを匂わせた
すると青山さんも「はい」と
あっさり返事をした
「ほな、明日な」
「あ、はい。明日」
「明日の場所、連絡してな?」
「はい。じゃあ…」
「おぅ、じゃあ」
「グルグルバット、お願いします」
え?(笑)
青山さんがそんなこと言うと
思うてなかった俺は
ある意味…めちゃくちゃ嬉しかった
「あはは。
そんなこと言う青山さん、最高やな。
ほんまにしよか?」
と言いながら
俺がやる振りをすると
青山さんは
ゆるーい笑顔で首を振った
「いえ、冗談です。
私、新飼さんが倒れたら
起こすこともできませんから」
酔うてるからか
行動も口調も表情も
会社での青山さんとは全く違う
ほんまはこんな感じなんやろな…
普通の子や
ほんまに普通の女の子や
いっつも
こんな風にしてたらええのに
「ホッとしたわ。
酔うてるから
マジで倒れるかもしれへん思ててん。
ほな、マジで帰るわ」
「はい、気をつけて」
「青山さんもな」
「私はエレベーターに乗るだけですよ?」
「何言うてんねん。
密室は1番危ないねんから。
あー心配なってきたわ。
やっぱり部屋まで…
行きたいとこやけど、やめとくわ」
そう言うと
青山さんはまたクスッと笑って
小さく頭を下げた
それから俺は
明日のデートを妄想しつつ
自分の部屋まで歩いて帰った
隣駅やけど
案外青山さんの家と俺の家は
近いことがわかったからや
そして
ちょうど部屋に着いた時
青山さんからのメールが届いた
明日のデートは
例の居酒屋でOKやって
やっぱり
酔うてんのやろな
青山さんは
なんの躊躇いもなく
住んでるマンションを指差して俺に教えた
「送って下さって
ありがとうございました」
「俺が送って来たかっただけやから。
ほな…ここで」
初日やし
ここはあっさり帰った方がええやろ
と、俺は早々にサヨナラを匂わせた
すると青山さんも「はい」と
あっさり返事をした
「ほな、明日な」
「あ、はい。明日」
「明日の場所、連絡してな?」
「はい。じゃあ…」
「おぅ、じゃあ」
「グルグルバット、お願いします」
え?(笑)
青山さんがそんなこと言うと
思うてなかった俺は
ある意味…めちゃくちゃ嬉しかった
「あはは。
そんなこと言う青山さん、最高やな。
ほんまにしよか?」
と言いながら
俺がやる振りをすると
青山さんは
ゆるーい笑顔で首を振った
「いえ、冗談です。
私、新飼さんが倒れたら
起こすこともできませんから」
酔うてるからか
行動も口調も表情も
会社での青山さんとは全く違う
ほんまはこんな感じなんやろな…
普通の子や
ほんまに普通の女の子や
いっつも
こんな風にしてたらええのに
「ホッとしたわ。
酔うてるから
マジで倒れるかもしれへん思ててん。
ほな、マジで帰るわ」
「はい、気をつけて」
「青山さんもな」
「私はエレベーターに乗るだけですよ?」
「何言うてんねん。
密室は1番危ないねんから。
あー心配なってきたわ。
やっぱり部屋まで…
行きたいとこやけど、やめとくわ」
そう言うと
青山さんはまたクスッと笑って
小さく頭を下げた
それから俺は
明日のデートを妄想しつつ
自分の部屋まで歩いて帰った
隣駅やけど
案外青山さんの家と俺の家は
近いことがわかったからや
そして
ちょうど部屋に着いた時
青山さんからのメールが届いた
明日のデートは
例の居酒屋でOKやって