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中西教授の独白「忘れ得ぬ女たち」
第1章 秘密シンポジウムの録音
これは都内某所で開かれた、「セックス哲学研究会」という学識者団体が主催した「思い出に残る女について語ろう」という秘密シンポジウムの録音の一部です。
お聞き苦しい箇所もありますが、原音をそのまま再生しておりますので、何分ご容赦頂ければ幸いです。
それでは、再生ボタンを押しますので、じっくりとお聞き下さい。
***
ただいま、司会の方からご紹介頂きました中西(なかにし)です。
現在、私は大学で哲学を教えていますが、小難しいことばかり考えている訳ではありません。教授と言う立場があるから真面目に見えるだけで、
寧ろ、皆さんよりもエッチなことばかり考えていると思います。
つい先日も、中国版Line「微信」で中国の女友達の掲示板に「巨乳」って書いたら、「ニッポンノスケベ!」とコメントされてしまいました。
中国13億の民に「スケベ」と認められた訳ですから、大したものでしょう。ははは。
そんな訳で、今日はそっちの方面のお話をしろと言われてますから、早速、本題に入りましょう。
最初に、諸兄にご質問です。皆さんにとって「忘れ得ぬ女」とは、どんな女ですか?
ロシアの画家、イワン・クラムスコイの作品?いやいや、私が大学で哲学を教えているからって、そんなアカデミックなことを尋ねませんよ。
第一、そんなものは、この場の話題にそぐいませんよ。お聞きしているのは、思い出すだけで、勃起してしまうような女のことです。
例えば、初めて性の扉を開けてくれた初体験の女とか、素晴らしい名器の女だとか、人各々ですから、色々いらっしゃるでしょう。
今夜はお若い方もお見えのようですから、ご参考になるか分かりませんが、私の出会った女から、強い思い出のある3人についてお話しましょうか。
まあ、お酒でも飲みながら、気楽にお聞き下さい。