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宮島 洋平の休日
第4章 桜
「あ…兄貴…やり過ぎた…」
冷や汗を流しながら兄を見ると手を額にあて肩を揺らしている。
「?」
「ククク…。お前…すげぇな」
我慢し切れなかった笑いが漏れていた。
「ほぇ?」
「桜はな、この中で一番強いんだよ。それを失神させるとは…、我が弟ながら感心するよ。」
やらかした感満載の俺の頭をポンポンと叩きながら笑う。
とりあえず、桜さんの身体を閉じ、毛布をかける。
自分のも処理して身だしなみを整えると、空いているソファに兄貴と座り周りをみる。