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宮島 洋平の休日
第7章 望
「兄貴」
金子の方を見ながら、兄を呼ぶ。
「ああ、望ちゃん、おいで。」
兄も気づいて、金子に手招きした。
恐る恐る近づいてくる。
「望ちゃんって、経験あるの?」
兄が気になっていたことを聞いた。
金子は、ふるふると横に頭をふる。
「わかった。心配しなくて大丈夫だよ。洋平。」
兄は、優しく微笑むが未だ紫さんを突き上げている。
「了解。」
つまり、金子は処女。
この年で経験あるほうが珍しいが。
だから、いつも以上に気を使わなければいけない。
さらに、こんな場所だ。
俺は、金子には最後までしない。
「本当にいいんだよな?」
最後にもう一度、確認する。
金子は目が怯えはしているが、確り目を合わせて頷く。
「…わかった。頑張らせて頂きます。」
深々とお辞儀をして、金子の腕をとり、ソファに座らせた。
クスッと笑った金子の首筋に優しく口づけを施す。
ピクンと小さく反応する。