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新・すべての生き物に愛を求めて
第7章 親友
…………………………………………………………
「では、こちらの婚姻届は承りました。
リリィちゃん、良かったね!末永くお幸せに!」
ここはリリィの生まれ故郷のムスク領グリシャム。
マグダレーナ領を離れた後、人がいないのを見計らって空間へ移動し、リリィとゆっくりしながら提案をした。
「そろそろリリィと婚姻関係になりたいんだけれど、リリィは僕についてきてくれるかい?」
「………はっ、はい!」
「良かった。
それでね、婚姻届はリリィの産まれた町で出さないかい?」
「え?」
「リリィには辛い思い出のある場所だけど、お父さん達に、リリィはもう大丈夫ですって報告したいんだ。きっと、心配している人もいるんじゃないかな?」
「あ…はい。シルバーウルフから逃げるために町を離れたので、生きていれば親友とかは心配していると………」
「じゃあ、尚更だね。善は急げだ。明日朝一で町の役所にいこうね。」
「ありがとうございます!嬉しいです!」
「後、リリィ…。実は、わかってて言ってなかったことがあるんだけど。」
「はい。なんでしょう?」
リリィのお腹にそっと手をあてて、
「僕たちの子供が元気に育っているよ。
3ヶ月ってとこかな?」
「では、こちらの婚姻届は承りました。
リリィちゃん、良かったね!末永くお幸せに!」
ここはリリィの生まれ故郷のムスク領グリシャム。
マグダレーナ領を離れた後、人がいないのを見計らって空間へ移動し、リリィとゆっくりしながら提案をした。
「そろそろリリィと婚姻関係になりたいんだけれど、リリィは僕についてきてくれるかい?」
「………はっ、はい!」
「良かった。
それでね、婚姻届はリリィの産まれた町で出さないかい?」
「え?」
「リリィには辛い思い出のある場所だけど、お父さん達に、リリィはもう大丈夫ですって報告したいんだ。きっと、心配している人もいるんじゃないかな?」
「あ…はい。シルバーウルフから逃げるために町を離れたので、生きていれば親友とかは心配していると………」
「じゃあ、尚更だね。善は急げだ。明日朝一で町の役所にいこうね。」
「ありがとうございます!嬉しいです!」
「後、リリィ…。実は、わかってて言ってなかったことがあるんだけど。」
「はい。なんでしょう?」
リリィのお腹にそっと手をあてて、
「僕たちの子供が元気に育っているよ。
3ヶ月ってとこかな?」